【#1よりよいホームページの作り方・制作会社の選び方】格安ホームページの落とし穴

こんにちは!愛知県一宮市のホームページ制作会社「サカイiT企画」でWebディレクターをしている吉村です。
これから数回にわたって、「よりよいホームページの作り方・制作会社の選び方」をご紹介いたします。

今回のテーマは「格安ホームページの落とし穴」です。

格安ホームページの落とし穴

ホームページの値段は制作会社によって様々です。
数万円で始められるホームページを謳うものから、数百万円という単位の場合もあります。
制作費が高い制作会社では、デザイン力の高いデザイナーや、クオリティの高い文章を作文するライター、特殊な表現や機能を実装するシステムエンジニアなどが介在するためにその分、料金が高くなりますが、低価格のホームページはどのようにして事業を成立させているのでしょうか。

格安ホームページを利用された方からよく相談でお聞きするのは

① 初期費用が数万で安かったから契約したのに、毎月の支払いが高いことが分かった。
解約しようとしても、契約期間の縛りがあり高い解約手数料が発生する。

② 契約当初は営業の対応がよかったので信頼していたが、ホームページが完成後に更新を依頼しても、なかなか対応してもらえない。もしくは、そのホームページ制作業者が廃業してしまい、更新ができない。

といったことでした。

実際に伺った話では、知り合いが途中で解約すればいいやと思い「月々5万円でホームページが持てる」という会社と契約したところ、その後3年間の縛りがあることが分かり、実質5万円×12ヵ月×3年間で180万円のホームページになってしまったというお話がありました。ご本人に十分な説明なくもし契約に至っていたなら、同業者として許せないお話です。

また、実際にそのホームページを拝見して感じることは、(ご本人はお気づきでないので、本来ならそれで問題ないのですが、プロから見ると・・・)

③ デザイン性が乏しい。これは、出来合いのデザイン(デザインのひな形)をベースにして、写真や文章を当てはまるため、その会社や事業の内容とデザインが一体性に乏しいものになっている。

④ SEO対策がされていない。SEO対策とは、簡単に言えば、検索サイトでの検索に自社サイトがヒットされるための工夫ですが、それがされていない場合や、一応されていても、その工夫が雑で結果的にSEO対策になっていない場合がある。

ことがあることです。

③や④は値段相応といえばそうなります。低価格で事業を成り立たせるには、相応の質になると思われますし、デザインもそこそこ、SEO対策も不要というお客様にとっては、不要なサービスを省いた適正価格となります。このようなご要望の場合は格安ホームページも悪いものではありません。

しかし、より深刻なのは①や②でしょう。解約の縛りやラングコストを知らされていなかったばかりに、想定外のコストがかかってしまうのは残念でなりません。また、更新しようとしてもなかなか更新できないというのは、ホームページ本来の機能を失ってしまっています。

このようなことにならないためには、ランニングコストも含めた合い見積もりを2~3社程度取られるとよいと思います。その際には、その業者が承諾できるならサンプルを1ページ作ってもらいそのデザイン力を測るのも一つの手です。また、特に、地元の業者がいればその業者を含めることをお勧めいたします。なぜなら、地元の業者の方が綿密な打ち合わせや気軽な相談が可能になるからです。また、コスト面でも訪問などの手間を考えても、遠方よりもお値打ちになると考えられます。

次回のテーマは「ホームページの更新」!

良く言われるようにホームページは作って終わりではありません。
会社の情報が新しくなる度に、ホームページは更新され続けるべきものなのです。
次回はそういった「更新とそれに付随する打ち合わせ」のお話をしたいと思います。